日本家族社会学会 第30回大会

大会実行委員長挨拶

大会実行委員会では、みなさまをお迎えすべく、準備を進めています。

会場となる東北大学川内南キャンパスは、仙台市中心部から西方向、広瀬川を渡った仙台城跡地の一角にあります。背後の青葉山からの伏流水が流れ出る位置にあり、真夏でも比較的冷涼な場所として知られています。最寄りの「川内」駅までは、JR仙台駅から仙台市営地下鉄東西線を利用して10分程度です。宿泊施設は仙台中心部に多数ありますが、週末は満杯になっていることが多いので、早めに予約をとられることをおすすめします。

第30回大会が活発な学術的議論の場となるよう、準備を整えていきます。ぜひ多数のかたにご報告、ご参加いただけると幸いです。

【2020年9月10日追記】

大会をお引き受けすることを決めたときには予測もしなかったことですが、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の流行のため、今回の大会は会場に参集することをあきらめ、オンラインでの開催といたしました。研究活動委員会等と連携しながら、「オンライン実施検討部会」を組織して方法について検討を重ね、例年の大会の形式になるべく近いかたちで、研究報告をおこなう場を確保する方針で準備を進めてきました。どのような状況においても、会員の研究発表と学問的な討論の機会は死守したいということが、関係者の共通の認識でした。

幸い、現在までの情報では、例年と同程度の参加申込があり、部会や報告の件数も例年と変わらない規模の大会となる見込みです。いつもの学会大会とは勝手がちがう部分は多々あり、特に対面での議論ができないこと、控室や懇親会などでの創発的なコミュニケーションがなくなることは大きなデメリットではあります。しかし一方では、従来の方式では参加しづらかったがオンラインであれば参加できる、というかたもいらっしゃると思います。報告者・参加者のみなさまにとって、今回の大会が、家族社会学の新しい知見を交換し、将来の研究の発展につなげるチャンスになることを期待しております。

(第30回大会実行委員会委員長 田中重人)